要点
- 都心6区の中古マンション価格は、2026年2月以降、月次ベースで下落と上昇を繰り返す不安定な動きを見せている。
- 対前年同月比では依然として高い上昇率を維持しており、市場は暴落ではなく高止まりの局面にある。
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都心6区の中古マンション価格に生じている変化
東京都心6区の中古マンション平均価格(70㎡換算)において、2026年2月に37か月ぶりとなる対前月比での下落が確認されました。
その後、3月も0.2%の下落が続いたものの、4月には0.5%の上昇に転じ、5月には再び0.4%の下落を記録しています。
一方で、5月時点の対前年同月比で見ると14.7%の増加を維持しており、長期間続いた右肩上がりの相場に変化の兆しが見え始めています。
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価格変動の背景にある需給バランスの歪み
これまで新築マンション価格の高騰に牽引され、中古市場も1億円を超える水準まで上昇を続けてきました。 しかし、売り出し希望価格と実際の成約価格との乖離が拡大し、高額物件の在庫が増加していることが、価格の伸び悩みや小幅な下落の背景にあります。
金利上昇局面への警戒感も重なり、これまでのような一方的な上昇トレンドから、市場の需給バランスが変化する転換期を迎えています。
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市場は暴落か、高止まりか
現在の市場は、価格が急激に崩れる暴落局面ではなく、高水準で価格が均衡する「高止まり」の状態にあると判断できます。
対前月比での小幅な変動は、買い手側の慎重姿勢と売り手側の価格維持の思惑が交錯している結果であり、市場全体が明確な下落トレンドへ移行したとは言い切れない状況です。
📌 確認ポイント
高額物件の在庫推移
高額物件の在庫がさらに積み上がる場合、売り手が価格を下げざるを得なくなり、現在の高止まり判断が弱まる可能性がある。
成約価格と売り出し価格の乖離幅
乖離幅が拡大し続ける場合、市場の需給がさらに緩んでいることを示唆し、価格下落圧力が強まる判断材料となる。
主要出典