日銀8月レポ統計、月末の新規約定65.25兆円—翌日物増・翌日物以外減をどう読む

2026.09.24 · PickNote
東京都中央区にある日本銀行本店の建物

30秒まとめ

日本銀行が2026年9月24日に公表した8月のFSBレポ統計では、8月31日の日本円レポ取引の新規約定金額は65兆2,527億円でした。7月31日と比べると総額は約1.2%減った一方、翌日物は約4.5%増え、翌日物以外は約43.0%減っています。重要なのは、この数字が月間累計や月末残高ではなく、その営業日に成立した「新規約定」のフローデータだという点です。

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8月31日の新規約定は65兆2,527億円

日本銀行の「FSBレポ統計の日本分集計結果(2026年8月)」によると、8月31日の日本円による現先取引は、資金運用サイドの新規約定金額が65兆2,527億円でした。内訳はオーバーナイトが60兆7,677億円、オーバーナイト以外が4兆4,850億円で、取引件数は6,733件です。資料の金額単位は億円なので、65兆円台という数字は公表値を兆円に換算したものです。

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7月31日比では総額減、翌日物は増加

7月31日は総額66兆177億円、オーバーナイト58兆1,488億円、オーバーナイト以外7兆8,689億円、7,001件でした。8月31日との比較では、総額は約1.2%減、オーバーナイトは約4.5%増、オーバーナイト以外は約43.0%減、件数は約3.8%減です。月末2営業日の比較なので、8月全体の平均的な取引量が同じ方向に動いたと断定することはできません。

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「新規約定」と残高を混同しない

今回の65兆2,527億円は、その日に成立した取引の流れを示す新規約定金額です。同じレポ統計にはストックデータもありますが、ストックはある時点で残っている取引残高を示します。フローとストックは意味が異なるため、数字の大きさだけを見てレポ市場全体の規模や資金需給を判断すると読み違える可能性があります。

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短期金融市場を見るときの確認ポイント

レポ取引は担保需要、決済日程、金融機関の資金繰りなどで日々変動します。今回の月末値を使う場合は、8月中の日次推移、ストックデータ、レポレートなども併せて確認し、どの数字が「その日の新規取引」で、どの数字が「残高」なのかを分けて見るのが実務的です。

📌 チェックポイント

  • 公表日は2026年9月24日、対象月は2026年8月
  • 8月31日の新規約定は65兆2,527億円、うち翌日物60兆7,677億円
  • 7月31日比で総額約1.2%減、翌日物約4.5%増、翌日物以外約43.0%減
  • 新規約定はフローであり、月間累計や月末残高とは別の指標

出典・参考資料