マイナポータルで転出届は完結する?転入先の窓口・14日以内の手続きを確認
引越し前の「転出届」はマイナポータルでオンライン申請できます。ただし、引越し先での「転入届」までオンラインで完了するわけではありません。旧住所と新住所の役所で必要な作業を分けて確認しましょう。
仕事や育児で平日に役所へ行けない場合、マイナポータルの引越し手続オンラインサービスが役立ちます。国内の市区町村間の引越しでは、有効な電子証明書を持つマイナンバーカードなどを使って転出届を送信し、転入先へ来庁予定日を連絡できます。一方、新住所での転入手続やカードの住所変更は別です。「スマホで提出したから全手続が終わった」と考えないことが大切です。
1.何がオンラインでできて、何ができない?
[EMPHASIS:BOLD]オンラインでできること[/EMPHASIS]は、原則として転出元の自治体への転出届の提出と、新住所の自治体への来庁予定の連絡です。転出元の窓口へ行く手間を減らせます。ただし、自治体による届出内容の確認・処理が必要で、送信直後に完了したとは限りません。
[EMPHASIS:BOLD]新住所で必要なこと[/EMPHASIS]は転入届の提出です。マイナポータルで来庁予定を登録しても、転入届を提出したことにはなりません。引越し先の自治体窓口で本人確認書類などを提示し、必要に応じてマイナンバーカードの住所変更・継続利用も行います。

マイナポータルでの転出申請から新住所地の窓口訪問までのイメージ。出典:富士宮市。窓口の運用は自治体ごとに確認。
2.申し込み前に準備するもの
まず有効な電子証明書が利用できるマイナンバーカード、または制度で認められるスマートフォン上の電子証明書等を確認します。利用する認証方法に応じた暗証番号、カード読取可能な端末、連絡先電話番号、新住所、引越し予定日が必要になります。暗証番号を忘れたり電子証明書が失効したりしている場合は、先に自治体の案内に従って対応してください。
引越し先がまだ決まっていない場合は新住所を入力できません。家族の届出は、同一世帯の人が一緒に移動する場合など対象条件があります。別世帯・国外への転出、代理人による手続などはこのサービスで一律に扱えると決めつけず、自治体へ確認しましょう。
3.マイナポータルからの申請順
① マイナポータルの「引越しの手続」に進む。② 注意事項を読み、転出元・新住所・引越し日・一緒に転出する人の情報を入力する。③ 転入先の来庁予定日などを登録する。④ 電子署名など必要な認証を行って送信する。⑤ 申請状況と自治体からの連絡を確認する、という流れです。
転出元での処理が終わっていないと、転入先の窓口手続を進められない場合があります。来庁日までにマイナポータルの申請状況を確認し、申請不備の連絡があれば対応してください。役所によって処理日数が異なるため、引越し直前の送信は避けるのが安全です。
4.転入届は引越してから14日以内
新しい住所に住み始めた日から[EMPHASIS:BOLD]14日以内[/EMPHASIS]に、転入先市区町村で転入届を提出します。マイナポータルの関連手続一覧では、マイナンバーカード等を持参すること、期限を過ぎるとカードが失効する場合があることを案内しています。移転した後のカード継続利用や署名用電子証明書の再発行についても窓口で確認してください。
同じ市区町村内での「転居届」は、市区町村をまたぐ「転出・転入」と異なります。政令指定都市の区をまたぐ移動なども扱いが変わることがあるので、自治体の窓口一覧に従ってください。
5.転出・転入以外の手続は別に確認
国民健康保険、児童手当、介護保険、印鑑登録、学校の転校、水道・電気・ガスの契約は、オンラインの転出届だけで一括完了するとは限りません。特に支給・加入に期限のある手続は先送りせず、該当する窓口や事業者の案内をチェックしましょう。
よくある質問(FAQ)
Q.転出届をオンラインで出せば転入先の役所へ行かずに済みますか? A.いいえ。転入届は原則、引越し先の市区町村窓口で提出します。
Q.送信したその日に転入届を出せますか? A.転出元の処理が完了している必要があるため、申請状況を確認してから来庁してください。
Q.引越しから14日を過ぎたらどうなりますか? A.マイナンバーカードの継続利用に影響することがあります。遅れた場合は速やかに自治体に相談してください。
Q.家族全員分をひとりで申請できますか? A.同一世帯員について一定の条件でまとめて申請できます。家族関係と新住所の条件を画面で確認してください。
公式情報・確認先
・デジタル庁:引越し手続オンラインサービス ・マイナポータル:引越し関連手続一覧 ・鎌倉市:オンライン転出届の手順 ・富士宮市:引越し手続フロー