洗濯表示の記号の見方|桶・三角・四角・アイロン・丸を解説
衣類の洗濯タグは「おけ=洗う」「三角=漂白」「四角=乾燥」「アイロン=熱で仕上げる」「丸=専門クリーニング」の5分類を先に読むと理解しやすくなります。
お気に入りの服を洗ったら縮んだ、色が抜けた、乾燥機で形が崩れた。その原因を減らす手掛かりが衣類の取扱い表示です。日本では2016年に国際規格に対応する洗濯表示へ移行し、2024年8月20日にも関係規程が改正されました。消費者庁が公開する最新の表示を基準に、家庭で読む際の順序を整理します。
1.洗濯タグは5つの形を最初に見る
洗濯おけの形は家庭洗濯、三角は漂白、四角は乾燥、アイロンの絵はアイロン仕上げ、丸は商業クリーニングを表します。実際のタグでは原則としてこの順番で表示されます。それぞれの記号は服を傷めずに扱うための条件や上限を示しており、必ずその温度や最も強い方法を使うよう求める意味ではありません。

日本生協連による洗濯表示の図解(2016年版)。2024年8月20日以降の正確な記号や条件は消費者庁の最新版を確認してください。
2.おけの数字は洗う温度の上限
おけの中に「30」「40」などの数字がある場合、その数字は洗濯液の上限温度です。例えば「40」は40℃以下での洗濯を表します。おけの下に線が1本あれば弱い洗濯処理、2本なら非常に弱い処理を示します。線が多いほど衣類に負担をかけないコースを選ぶ必要があります。手の絵が付いた記号は手洗いの条件を表し、洗濯機の手洗いコースと常に同じ意味とは限りません。
3.バツ印は禁止、下線は弱い処理
基本記号に重なる「×」は、その処理ができないことを示します。たとえばおけに×なら家庭洗濯禁止です。「水で洗えない=必ずドライクリーニングできる」という意味ではないため、丸い専門クリーニング記号も別に見ます。下線は処理強度を弱める指示で、禁止とは異なります。
4.漂白は三角、乾燥は四角で確認
三角の記号では漂白剤の使用条件を読みます。漂白剤を使う前に洗剤や漂白剤の製品表示と衣類の表示を照合してください。四角は乾燥方法の分類です。四角の中の丸はタンブル乾燥、縦線・横線などは自然乾燥の方法を表します。日陰を意味する斜線などの付加記号もあるため、「干せる」と「乾燥機にかけられる」を混同しないことが重要です。
5.アイロンの点と専門クリーニングの丸
アイロン記号では熱の上限や可否を確認します。低温向けの生地に高温を当てると、テカリや変形につながることがあります。丸の中の「P」「F」「W」などは、クリーニング業者向けの処理方法を示します。家庭で使う洗濯機のコース名と同じものではありません。家庭で洗えないときは、丸の記号を見せて専門店に相談しましょう。
6.洗う前の3段階チェック
最初にタグの家庭洗濯可否を確認し、洗濯できる場合は上限温度と強さに合わせてコースを選びます。次に漂白剤や乾燥機を使ってよいか別々に判断します。最後にアイロンやクリーニングの条件を確認しましょう。素材名・色落ち・装飾品・「単独洗い」などの付記用語も併せて読むと失敗を減らせます。タグを切り取る場合は写真を残しておくと再確認しやすくなります。
よくある質問(FAQ)
Q.おけの「40」は40℃で洗わないといけませんか? A.いいえ。洗濯液の上限温度を示します。より低い温度で洗う選択もあります。
Q.おけに×があればドライクリーニングできますか? A.家庭洗濯は禁止ですが、専門クリーニングの可否は丸い表示を別に確認します。
Q.タグの下線が2本あると洗濯禁止ですか? A.禁止ではなく、非常に弱い洗濯処理を示します。
Q.古い衣類の表示も2024年版で判断できますか? A.製造・販売時期により表示体系が異なるため、古い記号は当時の解説を確認してください。
公式出典・確認先
・消費者庁:洗濯表示(2024年8月20日以降) ・消費者庁:新しい洗濯表示・早見表 ・日本生協連:洗濯表示の図解(2016年版)