家事・育児の分担をスマホで見直す「トモイクシートWeb版」—印刷不要、話し合いの進め方
厚生労働省の「共育(トモイク)プロジェクト」は2026年9月11日、家事・育児の協力体制を話し合うための「トモイクシートWeb版」を公開しました。紙をダウンロード・印刷しなくても、スマートフォンやパソコンから使えます。
目的は家事を機械的に50対50へ分けることではなく、二人の生活や仕事の状況を見える化し、「私たちにとって最適な協力体制」を対話で作ることです。負担感が大きい家庭ほど、担当数だけでなく時間帯・頻度・見えない準備まで言葉にするのがポイントです。
結論:担当数を競うのではなく、見えない家事と負荷の集中時間を共有して、続けられる分担へ更新します。
1. トモイクシートは何をする道具?
家事・育児を誰が担っているかを確認し、大切な人との対話を通じて分担を見直すためのツールです。Web版になったことで印刷不要になり、スマートフォンやPCで気軽に利用できるようになりました。
2. 話し合いの前に「見えない家事」も書き出す
3. 勝ち負けではなく「困る時間」を探す
一方が『自分の方が多い』、もう一方が『自分もやっている』と主張し合うと、数の競争になりがちです。朝の登園準備、夕方の迎え、寝かしつけなど、どの時間帯に負荷が集中しているかを先に確認すると具体的な改善案につながります。
4. 分担を決める時の3つの軸
①時間を固定して担当できるか、②得意・不得意や身体的負担はどうか、③急な残業や子どもの体調不良時に代替できるか、の3軸で考えます。『全部半分』より、家庭全体が回る組み合わせを探します。
5. 決めたら1〜2週間だけ試して再調整
最初から完璧な分担を決める必要はありません。実際に1〜2週間試し、想定より重かった仕事、抜けやすい仕事、時間が合わない仕事を再度話し合うと、現実に合った協力体制へ更新できます。これは制度上の義務ではなく、家庭で使う際の実践的な進め方です。
6. 職場側にも「共育て」の視点
厚生労働省のトモイクプロジェクトは、家庭内だけでなく職場の雇用環境・風土を改善し、男女とも仕事と家事・育児を両立しやすい社会を目指す広報事業です。家庭内の話し合いで解決できない勤務時間の問題は、育児休業・柔軟な働き方など職場制度も確認します。
よくある質問
Q. トモイクシートWeb版は印刷が必要ですか? → いいえ。厚生労働省は、スマートフォンやパソコンからダウンロード・印刷なしで利用できると案内しています。
Q. 必ず50対50に分担するためのシートですか? → 目的は各家庭にとって最適な協力体制を対話で作ることです。
Q. 一度決めた分担は固定すべきですか? → 子どもの成長、勤務時間、体調などで負担は変わります。定期的に見直す使い方が実践的です。