7月の宿泊者数5,467万人泊、3.5%減—外国人4.6%減と「統計方法変更」をどう読む
30秒まとめ
観光庁が8月31日に公表した2026年7月の宿泊旅行統計では、延べ宿泊者数が5,467万人泊で前年同月比3.5%減でした。日本人は4,110万人泊で3.1%減、外国人は1,358万人泊で4.6%減です。ただし2026年1月から調査の層化基準が従業者数から客室数へ変わっており、前年同月比には調査方法変更の影響が含まれる可能性があります。
日本人4,110万人泊、外国人1,358万人泊
7月の延べ宿泊者数は全体5,467万人泊でした。内訳は日本人4,110万人泊、外国人1,358万人泊で、いずれも前年同月を下回りました。外国人宿泊の減少率は4.6%で、日本人の3.1%減より大きくなっています。旅行需要を見る際は、訪日客数だけでなく実際に国内宿泊施設で何泊したかという宿泊統計も合わせて見ると動きがつかみやすくなります。
客室稼働率は60.8%、6月57.2%から上昇
7月の客室稼働率は全体で60.8%でした。6月の57.2%より高く、延べ宿泊者数の前年同月比がマイナスでも、直前月から繁忙度が上がったことは別の指標で確認できます。ホテル料金や混雑を予想する場合は、全国平均だけでなく目的地の地域別稼働率や曜日、イベント日程まで確認する必要があります。
2026年から調査基準変更、前年同月比は幅を持って見る
観光庁は2026年1月分から調査の層化基準を「従業者数」から「客室数」に変更しました。そのため2026年の前年同月比には制度変更の影響が含まれる可能性があると明記しています。旅行業やホテル需要を判断するときは、単月の増減だけで結論を出さず、数か月の推移や客室稼働率と組み合わせて確認するのが安全です。
📌 チェックポイント
- 延べ宿泊者数は5,467万人泊、前年同月比3.5%減。
- 外国人延べ宿泊者数は1,358万人泊、4.6%減。
- 2026年1月から調査の層化基準が客室数ベースへ変更。