三十三FG、27年3月期経常益245億円へ上方修正—年間配当50円、何が変わった?
30秒まとめ
三十三フィナンシャルグループは2026年9月25日、2027年3月期の連結業績予想を上方修正しました。通期の経常利益は214億円から245億円、親会社株主に帰属する当期純利益は150億円から170億円へ変更し、年間配当予想も44円から50円へ引き上げています。主な理由は子会社の三十三銀行で資金利益が前回予想を上回る見込みとなったことです。
1. 通期経常利益214億円→245億円、純利益150億円→170億円
9月25日の会社開示では、2027年3月期の連結経常利益予想を214億円から245億円へ31億円、14.5%上方修正しました。親会社株主に帰属する当期純利益は150億円から170億円へ20億円、13.3%引き上げています。前期の実績は経常利益166億4,700万円、純利益123億4,900万円でした。今回の数字は確定した通期実績ではなく、現時点の会社予想である点を分けて読む必要があります。
2. 上期予想も経常利益96億円→105億円へ修正
2026年4〜9月期の第2四半期累計予想も上方修正されました。連結経常利益は96億円から105億円へ9億円、9.4%増額し、中間純利益は68億円から74億円へ6億円、8.8%引き上げています。前年同期実績は経常利益77億6,800万円、中間純利益56億7,400万円でした。通期だけでなく上期の予想も同時に変わったため、次回決算では実際の進捗が修正後予想に沿っているかが確認点になります。
3. 修正理由は三十三銀行の資金利益が想定を上回る見込み
会社は業績予想の修正理由として、主に子会社の三十三銀行で資金利益が前回予想を上回る見込みであることなどを挙げています。銀行の資金利益は貸出金や有価証券などから得る利息収入と預金などの資金調達費用の差に関係するため、金利環境や貸出・預金構成の影響を受けます。ただし今回の開示は修正理由を簡潔に示したもので、各要因が何億円ずつ寄与するかまでの内訳は公表していません。
4. 年間配当44円→50円、前期との比較は4分割を考慮
配当予想は中間22円を据え置き、期末を22円から28円へ6円引き上げ、年間では44円から50円となる見込みです。会社は純利益予想を150億円から170億円へ引き上げたことなどを総合的に勘案したと説明しています。なお2026年4月1日に普通株式1株を4株に分割しているため、前期実績144円と今期50円をそのまま比較すると誤解を招きます。会社資料では分割を考慮した前期年間配当は36円相当と示されています。
📌 チェックポイント
- 通期経常利益予想は214億円から245億円へ14.5%上方修正
- 通期純利益予想は150億円から170億円へ13.3%上方修正
- 上期経常利益は96億円から105億円、純利益は68億円から74億円へ修正
- 年間配当予想は44円から50円、前期は株式分割調整後36円相当