8月末の外貨準備1兆2075億ドル、1か月で795.75億ドル減—為替介入額とは別に確認
30秒まとめ
財務省が9月7日に公表した2026年8月末の外貨準備高は1兆2075億2400万ドルで、7月末から795億7500万ドル減りました。ただし、外貨準備の月末残高の減少額をそのまま為替介入額とみなすことはできません。介入実績は財務省の別統計で確認する必要があります。
1. 8月末の外貨準備はどこまで減った?
8月末の外貨準備高は120万7524百万ドルで、7月末から7万9575百万ドル減少しました。内訳は外貨99万4976百万ドル、IMFリザーブポジション1万1420百万ドル、SDR6万1170百万ドル、金12万4103百万ドル、その他外貨準備1万5855百万ドルです。7月末残高からの減少率は約6.2%になります。
2. 外貨の中身は何で構成されている?
外貨99万4976百万ドルのうち、証券が83万9559百万ドル、預金が15万5417百万ドルでした。預金の大半に当たる15万4983百万ドルは外国中央銀行やBIS向けです。外貨準備は現金だけではなく、証券・預金・金・SDRなど複数の資産で構成されるため、残高変化の読み方も一つではありません。
3. 795.75億ドル減=同額の為替介入なの?
そうとは限りません。財務省は外国為替平衡操作の実績額を外貨準備とは別の統計で月次・四半期公表しています。実際、7月30日から8月26日までの外国為替平衡操作額は15兆3993億円と公表されており、ドル建ての外貨準備残高の前月差とは単位も集計期間も異なります。
4. 円相場を見る人は次に何を確認する?
外貨準備の次回月末値だけでなく、財務省の外国為替平衡操作の月次実績と四半期の日次内訳を分けて確認するのが基本です。外貨準備が減ったという一点だけから、介入の規模や円相場の方向を断定しないことが重要です。
📌 チェックポイント
- 8月末残高1兆2075億2400万ドルと前月差795億7500万ドルを区別
- 外貨準備の内訳と為替介入実績を別統計で確認
- 次回の月次介入実績と外貨準備公表を追う