要点
- 国民年金の平均月額は6万770円だが、厚生年金受給権のない人に絞ると5万8321円まで下がる。
- 満額受給額との差は、保険料の未納や免除期間などが影響しており、加入履歴の確認が重要となる。
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国民年金の平均受給額と受給実態
厚生労働省が2026年7月に公表した「厚生年金保険・国民年金事業月報(令和8年3月分)」によると、国民年金の老齢年金受給者全体の平均月額は6万770円でした。 新たに受給を開始した人の平均は5万7916円です。
一方で、厚生年金の受給権を持たない「基礎のみ」の受給者に限定すると平均は5万8321円となり、共済組合の加入期間もない場合は5万6395円まで低下します。
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平均額と満額に差が生じる構造的背景
令和7年度の国民年金満額(月額6万9308円)と平均受給額との間には、月額で約8500円から1万円以上の差が生じています。
この乖離は、20歳から60歳までの40年間の加入期間において、保険料の未納、免除、学生納付特例などの期間が存在することが主な要因です。
受給額は加入期間に直接連動するため、個人の加入履歴によって将来の受給見込み額が大きく変動する構造となっています。
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将来の受給額を見通すための現状判断
現在の受給額データは、過去の保険料納付状況が反映された結果です。
平均値と満額の差は、加入期間の不足が将来の受給額を押し下げることを示しており、現時点では自身の加入履歴を「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」で照合し、将来の受給見込みを具体的に把握することが、老後の生活設計における唯一の判断基準となります。
📌 確認ポイント
加入履歴の更新と受給見込み額の変動
今後、自身の加入履歴に免除期間の追納や任意加入による期間延長を行った場合、将来の受給額が現在の平均値からどの程度改善するかを確認することで、老後資金計画を更新できます。
主要出典