要点
- 7000〜8500ポイント台に積み上がった個人投資家の買い越し額は154兆8000億ウォンに達する。
- 指数が反騰するたびに元本回復を狙う売り注文が膨らみ、上値の重石となっている。
7000ポイント回復を阻む154兆ウォンの「戻り売り」圧力
韓国総合株価指数(KOSPI)は、1カ月以上にわたり7000ポイントへの到達に失敗しています。 8月26日時点の終値は6808.21でした。
iM証券の集計によると、昨年10月以降、個人投資家が7000〜8500ポイント台で買い越した金額は154兆8000億ウォンに上ります。
特に7500〜8000ポイント台に60兆4000億ウォン、8000〜8500ポイント台に56兆6000億ウォンが集中しており、下落相場での安値買いが損失を拡大させた結果、反騰局面での「戻り売り」が常態化しています。
新規資金の減少とレバレッジETFが強める需給の悪循環
この売り圧力は、市場の需給構造を悪化させています。 特にレバレッジETFを保有する個人投資家は、株価変動による「負の複利」の影響で損失が累積しやすく、指数が一定程度回復した段階で損失を確定させる動きに出やすくなっています。
また、証券口座の投資家預託金は6月初めの132兆ウォンから25日時点で102兆5341億ウォンへと約30兆ウォン減少しており、市場を押し上げる新規資金の流入も停滞しています。
外国人投資家の動向が握る市場反騰の鍵
現在のKOSPIは、個人投資家の脱出売りという内部的な需給の壁に直面しており、自律的な反騰には限界がある状態です。 市場の方向性を左右する外国人投資家は、先月から今月にかけて計18兆ウォン規模の売り越しを続けています。
今後の焦点は、国際原油価格の下落による物価上昇圧力の緩和と、それに伴う米国の金利引き上げ懸念の減退が、外国人投資家の買い越し転換を促せるかという点に集約されます。
継続的な売り越しから買い越しへ転換するか。この変化は、個人投資家の売り圧力を吸収し、指数を7000ポイント超へ押し上げる原動力となる。
国際原油価格の下落を背景としたインフレ圧力の低下が、米国の金融政策見通しに与える影響。これが緩和されれば、外国人投資家の資金流入を後押しする可能性がある。