OECD7月インフレ4.1%、エネルギー11.6%—G7は12.2%、日本だけ10%近辺でない
30秒まとめ
OECDが9月8日に公表した2026年7月の消費者物価では、OECD全体の前年比インフレ率は4.1%でおおむね横ばいでした。エネルギーは11.6%、コアは3.6%、食品は3.2%です。G7のエネルギーインフレは12.2%まで上がる一方、日本はG7で唯一「10%近辺またはそれ以上」ではありませんでした。
1. OECD全体CPIは4.1%、13カ国上昇・14カ国低下
7月のOECD全体の前年比CPI上昇率は4.1%で、6月から大きく変わりませんでした。加盟国では13カ国で上昇、14カ国で低下、11カ国でおおむね横ばいとなり、地域ごとの差が相殺された形です。OECD平均だけでは各国の生活コストを判断できません。
2. エネルギー11.6%、コア3.6%、食品3.2%
エネルギーインフレは11.6%で4カ月連続10%超、食品・エネルギーを除くコアは3.6%でした。食品は6月の3.4%から3.2%へ鈍化しています。同じ総合CPIでも、家計が負担するエネルギーと食品の方向は異なります。
3. G7エネルギーは12.2%、日本は例外的な位置
G7の総合インフレ率は3.0%で横ばいでしたが、エネルギーは6月11.8%から7月12.2%へ上昇しました。OECDは、日本についてG7で唯一エネルギーインフレが10%近辺またはそれ以上ではない国と説明し、2025年11月以来初めてプラスに転じたとしています。
4. 日本の家計はOECD平均より国内CPIと料金制度を優先確認
OECD平均は国際比較には有用ですが、日本の電気・ガス・ガソリン負担を直接示す数字ではありません。家計への影響を見る際は、日本のCPI品目別指数、電気・ガス料金支援、燃料価格など国内データを合わせる必要があります。国際的なエネルギー高が日本へ同率で転嫁されるわけではありません。
📌 チェックポイント
- OECD総合CPIは前年比+4.1%
- エネルギー+11.6%、コア+3.6%、食品+3.2%
- G7エネルギー+12.2%、日本は10%近辺ではない