主要旅行業者6月取扱額は3,138.8億円、海外107.6%・国内92.1%
30秒まとめ
観光庁が8月28日に公表した主要旅行業者43社・グループの2026年6月速報では、総取扱額は3,138億7,911万円で前年同月比98.1%でした。海外旅行は1,220億5,125万円で107.6%、外国人旅行は167億1,131万円で102.5%、国内旅行は1,751億1,655万円で92.1%です。全体額だけでなく、旅行分野ごとの温度差を見る必要があります。
総取扱額は前年同月比98.1%、分野別では方向が分かれた
観光庁の速報対象は主要旅行業者43社・グループです。6月の総取扱額は3,138億7,911万円で前年同月比98.1%。内訳は海外旅行1,220億5,125万円(107.6%)、外国人旅行167億1,131万円(102.5%)、国内旅行1,751億1,655万円(92.1%)でした。総額だけを見ると前年並みに近い一方、海外と国内では前年同月比の方向が異なります。
企画旅行は取扱額895億円、参加者は約139.9万人
募集型企画旅行の取扱額は895億499万円で前年同月比92.3%、参加者数は139万8,880人で80.7%でした。なかでも国内の募集型企画旅行参加者は133万1,515人で80.3%です。金額の減少率より参加者数の減少率が大きいため、旅行需要を見るときは売上額と人数を分けて確認した方が実態をつかみやすくなります。
これは主要旅行業者の取扱実績で、旅行市場全体そのものではない
この統計は観光庁が選定した主要旅行業者の取扱額を集計したもので、航空券や宿泊を消費者が直接予約した取引など、すべての旅行支出を網羅する統計ではありません。『国内旅行が92.1%だから国内旅行市場全体が8%縮小した』と読み替えるのは適切ではなく、主要旅行会社を経由した取扱動向として見る必要があります。
次に見る数字は7月以降の連続性
6月単月では海外旅行の取扱額が前年を上回り、国内旅行は下回りました。ただし単月の数字だけでトレンドを断定せず、7月以降の速報で同じ方向が続くか、取扱額と募集型企画旅行の参加者数がどう変わるかを追うのが実務的です。旅行関連企業の動向を見る場合も、月次の連続性と分野別の差を分けて確認してください。
📌 チェックポイント
- 総取扱額は3,138億7,911万円で前年同月比98.1%。
- 海外旅行は107.6%、国内旅行は92.1%。
- 募集型企画旅行の参加者数は前年同月比80.7%。