2年国債は表面利率1.7%、平均落札利回り1.708%—8月28日入札の見方
30秒まとめ
財務省が8月28日に実施した第488回2年利付国債の入札は、表面利率1.7%、平均落札利回り1.708%となりました。応募額は6兆3,637億円、価格競争入札の募入決定額は2兆1,454億円です。個人投資家が数字を見るときは、表面利率と市場で決まる落札利回りを同じものとして扱わないことがポイントです。
表面利率1.7%、2028年9月1日償還
第488回2年利付国債は2026年9月1日発行、2028年9月1日償還で、表面利率は年1.7%です。表面利率は額面に対して支払われる利子の基準であり、実際の投資収益率は購入価格や保有期間によって変わります。
平均価格99円98銭4厘、平均利回り1.708%
価格競争入札の応募額は6兆3,637億円、募入決定額は2兆1,454億円でした。募入最低価格は額面100円当たり99円95銭で、その利回りは1.725%。平均価格は99円98銭4厘、平均利回りは1.708%でした。額面よりわずかに低い価格で落札されたため、平均利回りは表面利率を少し上回っています。
「表面利率」と「利回り」は役割が違う
表面利率1.7%は国債のクーポン条件ですが、落札利回り1.708%は入札価格を反映した収益率です。市場価格が額面100円を下回れば、同じ利払いを受けても償還までの収益率は表面利率より高くなる方向に動きます。ニュースで金利を比較するときは、どちらの数字を指しているかを確認してください。
短期金利の見通しをこの1回の入札だけで断定しない
2年国債は政策金利見通しの影響を受けやすい年限ですが、この入札結果だけで日本銀行の次の政策変更を確定的に予測することはできません。今後の物価・賃金指標、日銀の発信、次回以降の国債入札や市場価格を合わせて確認する必要があります。
📌 チェックポイント
- 第488回2年国債の表面利率は年1.7%。
- 平均落札価格99円98銭4厘、平均落札利回り1.708%。
- 発行日は2026年9月1日、償還日は2028年9月1日。