8月上旬の貿易収支は2,173億円黒字、輸入は前年比25.8%増
30秒まとめ
財務省が8月28日に公表した2026年8月上旬(1~10日)の貿易統計速報では、輸出額は3兆6,785億8,400万円で前年同期比15.5%増、輸入額は3兆4,612億7,800万円で25.8%増となり、差引2,173億600万円の出超でした。旬別の10日間データなので、8月1カ月の貿易収支と同一視しないことが重要です。
8月1~10日は輸出3.68兆円、輸入3.46兆円
2026年8月上旬の輸出額は3兆6,785億8,400万円で前年同期比15.5%増、輸入額は3兆4,612億7,800万円で25.8%増でした。輸出額が輸入額を上回ったため、貿易収支は2,173億600万円の黒字(出超)です。輸出入とも前年同期を二桁上回りましたが、伸び率は輸入の方が大きくなっています。
上旬の黒字を8月全体の黒字と読むのは早い
今回の数字は8月1日から10日までの『上旬分』です。月間の貿易統計は中旬・下旬の通関実績を含めて変わるため、上旬が黒字でも8月全体の黒字を意味しません。月次の景気や為替影響を判断する場合は、旬別速報の後に公表される8月分の月次速報を確認する必要があります。
前年比の伸び率と収支額は別の情報
輸入の前年比伸び率25.8%は輸出の15.5%を上回りましたが、金額そのものは輸出が輸入を約2,173億円上回ったため黒字になりました。『輸入の伸びが大きい=赤字』とは限りません。比較する期間の基準額が違うため、伸び率と実額、差引額を分けて読むのがポイントです。
企業や投資家は確報・月次速報で品目別の裏付けを確認
上旬分だけで特定品目や物流事情を原因と断定するのは避けるべきです。輸出入企業や投資家が需要の変化を確認するなら、財務省の月次速報・確報で地域別、品目別の寄与を確認し、為替や資源価格など別の統計と照合する方が安全です。
📌 チェックポイント
- 8月1~10日の輸出は3兆6,785億8,400万円。
- 輸入は3兆4,612億7,800万円で前年同期比25.8%増。
- 旬別黒字2,173億600万円は8月月間の確定値ではない。