国産四足歩行ロボット、9月29日初公開—20kg・7kg搭載、2028年春量産を目指す
30秒まとめ
アールティはNSKと共同で、工場設備の巡回・点検向けに開発中の国産四足歩行ロボット試作機を9月29日の「Robotics NEXT Tokyo 2026」で初めて一般公開します。試作機は全長約900mm、重量約20kgで最大7kgの機器を搭載でき、階段・スロープの自動巡回やメーター確認を想定しています。現時点は試作・実証段階で、量産機のローンチ目標は2028年春頃です。
1. 9月29日に試作機と自動巡回デモを初公開
アールティは9月25日、NSKと取り組む国産四足歩行ロボットの試作機を9月29日に東京国際フォーラムで開かれる「Robotics NEXT Tokyo 2026」で初めて一般公開すると発表しました。工場設備の巡回・点検を想定し、階段やスロープを含む経路の自動走行、指定地点への移動、メーター確認・記録につながる運用をデモで示します。
2. 約20kgで最大7kg搭載、国内で設計・開発・製造
試作機は全長約900mm、全幅約400mm、起立時の高さ約500mm、重量約20kgで、最大7kgの機器を搭載できます。カメラや計測機器を載せ、設備状態の確認、記録、レポート作成、遠隔監視につなげる構想です。ロボット全体の設計、ソフトウェア開発、組立、調整、保守を国内で担い、用途に合わせて改良できる体制を重視しています。
3. 車輪型が苦手な階段・段差の巡回を狙う
工場ではメーター確認や定期巡回、記録作成を人が担う場面が残っています。配管や設備が入り組み、階段や段差がある場所では車輪型ロボットだけで移動範囲を確保しにくいことが課題です。四足歩行を採用する狙いは、こうした複雑な現場で巡回可能な範囲を広げることにあります。NSKの部品・トライボロジー技術と、アールティの完成品・サービス開発を組み合わせる方針です。
4. 量産はまだ先、2028年春頃が目標
重要なのは、今回公開されるものが製品版ではなく、用途を検討するための試作・実証段階だという点です。アールティは顧客現場での実証を進め、2028年春頃の量産機ローンチを目指しています。また2030年までに国内外へ累計1万台を生産・供給する目標は、四足歩行機だけではなく同社が開発・製造するロボット全体を対象としています。目標値と現在の実績を混同しないことが必要です。
📌 チェックポイント
- 試作機の一般公開は9月29日のRobotics NEXT Tokyo 2026
- 重量約20kg、最大7kgの機器を搭載可能
- 工場の階段・スロープ巡回やメーター確認を想定
- 2028年春頃の量産機ローンチは目標であり現時点は試作・実証段階