INPEX、イクシスLNG権益0.735%を追加取得へ—持分68.555%、JERA売却先が変更

2026.09.26 · PickNote
石狩湾新港のLNGタンカーとLNG貯蔵設備

30秒まとめ

INPEXはオーストラリアのイクシスLNGプロジェクトで、JERAが保有する0.735%権益に対する先買権を行使しました。取得が完了すればINPEXの持分は67.820%から68.555%へ上がります。JERAは当初MidOcean Energyへの売却を予定していましたが、先買権行使で買い手がINPEXへ変わり、取引価格は公表されていません。

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1. JERAの0.735%をINPEXが取得へ、持分は68.555%に

Reutersによると、INPEXは2026年9月25日、イクシスLNGプロジェクトの共同操業・株主契約に基づく先買権を行使し、JERAが保有する0.735%権益を取得する方針を明らかにしました。INPEXの現在の権益は67.820%で、取得完了後は68.555%になります。0.735ポイントの増加なので支配構造が大きく変わる取引ではありませんが、最大権益者であるINPEXが持分をさらに積み増す形です。

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2. MidOceanへの売却予定から買い手変更、価格は非公表

JERAは2026年3月、保有するイクシス権益をMidOcean Energyへ売却する方針を発表していました。しかしプロジェクト契約上の先買権をINPEXが行使したため、JERAは0.735%全量をINPEXへ売却することになります。取引条件や価格は公表されていません。また、発表時点では豪州当局の承認など所定の条件を経て完了する取引であり、「権益取得へ」と「取得完了」を区別して見る必要があります。

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3. イクシスは年産LNG930万トン能力、2018年から生産

INPEXのプロジェクト情報では、イクシスLNGは西オーストラリア沖のガス田を基盤とし、2018年に生産を開始しました。施設のLNG生産能力は年間930万トン、LPGは年間約165万トン、コンデンセートはピーク時日量約10万バレルです。LNGの約7割が日本の買主向けとされ、日本向けエネルギー供給でも存在感があります。今回の0.735%取得は既存大型プロジェクトへの追加投資として位置づけられます。

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4. 今後見るのは承認・完了時期と財務影響、JERAの調達は別

次に確認すべきなのは、豪州側の規制承認やその他条件を満たして取引がいつ完了するか、取得価格とINPEXの財務への影響がどの程度になるかです。JERAは権益売却後も既存のLNG売買契約に基づく調達を続けるとしており、「上流権益を売ること」と「日本向けLNG調達が直ちに止まること」は同じではありません。権益比率、販売契約、実際の供給量を分けて追う必要があります。

📌 チェックポイント

  • JERA保有0.735%にINPEXが先買権を行使
  • 取得完了後のINPEX持分は67.820%から68.555%へ
  • 取引価格は公表されておらず、承認などの条件が残る
  • イクシスLNGの施設能力は年間930万トン

出典・参考資料