7月の新設住宅着工6万6,439戸、8.2%増—マンション24.7%増でも年率換算は1.6%減
30秒まとめ
国土交通省が8月31日に公表した2026年7月の新設住宅着工戸数は6万6,439戸で、前年同月比8.2%増と4カ月連続で増えました。持家・貸家・分譲住宅がそろって増加し、マンションは24.7%増でした。一方、季節調整済み年率換算値は77万4,000戸で前月比1.6%減となり、前年との比較と直前月の勢いでは見え方が異なります。
総戸数6万6,439戸、持家・貸家・分譲がそろって増加
持家は1万7,730戸で前年同月比0.4%増、貸家は3万164戸で10.0%増、分譲住宅は1万8,208戸で14.6%増でした。前年同月比では主要な利用関係がすべてプラスですが、持家の伸びは小さく、貸家と分譲の伸びが全体を押し上げています。
マンションは7,448戸・24.7%増、地域差も大きい
分譲住宅のうちマンションは7,448戸で前年同月比24.7%増、戸建住宅は1万578戸で9.0%増でした。首都圏の総戸数は13.8%増、近畿圏は17.3%増だった一方、中部圏は6.1%減です。全国の増加率だけで地域の住宅供給を判断せず、購入・投資対象エリアの数字まで分けて見る必要があります。
年率換算77.4万戸は前月比1.6%減、単月の二つの比較を混同しない
季節調整済み年率換算値は77万4,000戸で前月比1.6%減でした。「前年同月比8.2%増」と「前月比1.6%減」は矛盾ではなく、比較対象と季節調整の有無が異なります。住宅価格や建設会社の業績を見る際は、着工戸数に加えて資材価格、金利、地域別在庫や販売状況も確認するのが実務的です。
📌 チェックポイント
- 新設住宅着工は6万6,439戸、前年同月比8.2%増。
- マンションは7,448戸、前年同月比24.7%増。
- 季節調整済み年率換算値は77万4,000戸、前月比1.6%減。