中国8月製造業PMIは49.8へ改善、新規受注50.6—「回復」と言い切れない3つの数字
30秒まとめ
中国国家統計局が8月31日に公表した2026年8月の製造業PMIは49.8で、7月の49.2から0.6ポイント上昇しました。生産は50.4、新規受注は50.6と50を超えた一方、中小企業PMIは49.4・47.9、総合PMI産出指数も49.5です。改善は確認できますが、全体が明確な拡張局面に戻ったとまでは言えません。
製造業PMI49.8、新規受注は50.6へ
8月の製造業PMIは49.8で前月から0.6ポイント上昇しました。構成指数では生産50.4、新規受注50.6と50を上回り、需要と生産が前月比で拡張したことを示しています。新輸出受注も50.1となり、7月の49.6から50を上回りました。
大型企業50.6、中型49.4、小型47.9
企業規模別では大型企業が50.6へ上昇する一方、中型企業は49.4、小型企業は47.9で50を下回りました。製造業全体の数字が50に近づいても、企業規模によって景況感に差があります。日本企業が中国需要を見る際も、自社顧客が大企業中心か中小企業中心かで受け止めが変わります。
非製造業49.0、総合49.5も合わせて見る
非製造業の業務活動指数は49.0で前月と同じ、総合PMI産出指数は49.5で0.2ポイント上昇しました。PMIは50超が前月比拡張、50未満が縮小の目安です。8月は改善方向ですが、製造業総合と全産業の総合指数はまだ50未満のため、「中国景気が全面回復した」と断定するより、受注改善が9月以降も続くかを確認する段階です。
📌 チェックポイント
- 製造業PMIは49.8、前月比0.6ポイント上昇。
- 生産50.4、新規受注50.6。
- 総合PMI産出指数は49.5でまだ50未満。