無料・格安バスツアーの高額商品勧誘に注意—契約前の確認と困ったときの188
「無料・格安のバスツアーに当選した」と案内されて参加し、旅行先の店舗で高額な商品を強く勧められたという相談が続いています。北九州市消費生活センターも2026年9月15日、無料・格安バスツアーをきっかけにした高額商品の販売勧誘について注意を呼びかけました。
「旅行に当たった」ことと「商品を買う必要がある」ことは別です。
国民生活センターにも、当選した日帰りバスツアーの立ち寄り先で約60万円の寝具を勧められ、出発時間が迫る中で契約してしまった事例が寄せられています。
無料・格安の旅行でも、途中の販売店で高額商品を勧められることがあります。必要なければ、その場ではっきり断りましょう。
よくある流れ—「当選」から販売店へ
・懸賞やキャンペーンで無料・格安バスツアーが当たる
・ツアー途中で宝飾品、寝具などを扱う店舗に立ち寄る
・「今だけ」「分割なら負担が小さい」などと勧められる
・集合・出発時間が迫り、十分に考えないまま契約する
・帰宅後に高額な契約だったと気付き、解約を考える
旅行中は普段と違う環境で気分が高まりやすく、周囲の参加者が商品を見ていると断りにくくなることもあります。さらに「バスが出る時間」などの制約があると、比較検討する時間を取りにくくなります。
その場で確認したい3つのこと
1. 今日ここで契約しなければ困る商品か
2. 同等の商品を帰宅後に比較できないか
3. 契約総額・支払回数・解約条件を理解できているか
月々の支払額だけではなく、支払総額を確認してください。
「月々なら払える」という説明だけで決めず、商品名・型番・価格・契約相手・返品や解約条件を契約書面で確認することが大切です。
断るときは「検討します」ではなく「契約しません」
必要がない場合は「今日は契約しません」「購入しません」と明確に伝えます。
「家族に相談してから」「少し考えます」だけでは、勧誘が続くことがあります。必要がないなら、曖昧な返事をせず意思を伝える方が誤解を減らせます。
出発時間を理由に急かされても、契約を急ぐ必要はありません。ツアー参加そのものと商品購入は切り分けて考えましょう。
契約してしまったら、すぐに書類を保存
帰宅後に不安を感じたら、契約書、申込書、領収書、販売店の資料、当選ハガキや案内メールなどを捨てずに保管してください。契約日時、勧誘された場所、説明内容、同行者の有無なども思い出せるうちにメモしておくと、相談時に状況を伝えやすくなります。
契約の状況によっては、クーリング・オフ等ができる場合があります。
ただし、すべての店舗購入が自動的にクーリング・オフできるわけではありません。勧誘の経緯や契約形態によって適用可否が変わるため、自己判断で期限を待たず早めに相談してください。
困ったら188へ
消費者ホットライン「188(いやや!)」から、地域の消費生活センター等へ相談できます。
「クーリング・オフできるか分からない」という段階でも相談できます。契約書類を手元に用意して、いつ・どこで・何を・いくらで契約したかを説明できるようにしておくとスムーズです。
参加前チェックリスト
2. 商品購入が参加条件だと誤解していないか
3. 高額商品をその場で決めないと家族と共有しているか
4. 分割払いを勧められても総額を確認するか
5. 契約した場合は書類・案内ハガキを保存するか
6. 不安があれば早めに188へ相談するか
よくある質問
Q. 無料のツアーなら商品を買う必要がありますか?
ツアーへの参加と商品購入は別です。必要がなければ契約しない意思を明確に伝えてください。
Q. 店舗で買った物は必ずクーリング・オフできますか?
一律ではありません。勧誘の方法や契約形態などで扱いが変わるため、契約書類を用意して消費生活センターへ相談してください。
Q. 相談先が分かりません。
消費者ホットライン188から最寄りの消費生活センター等へ相談できます。
出典
北九州市: あんしんサポートニュース 国民生活センター: 当選した無料バスツアー 高額商品の販売勧誘に注意!