東京建物、タイで初の海外賃貸工場開発—レムチャバン2約4.17万㎡、2027年竣工予定
30秒まとめ
東京建物は9月25日、タイ・チョンブリ県の「SCX Logistics Laemchabang2」への参画を発表しました。同社にとって海外初の賃貸工場開発で、延床面積は約4万1,652㎡。約40%を物流施設、約60%を賃貸工場とし、双方に保税エリアを設ける計画です。レムチャバン港に近いEEC内で2027年竣工を予定していますが、将来の稼働率や投資収益は今回の発表では確定していません。
延床約4万1,652㎡、物流40%・賃貸工場60%の複合施設
東京建物はタイ現地法人を通じ、SC Asset傘下のSCXと共同で「SCX Logistics Laemchabang2」に参画しました。延床面積は約4万1,652㎡で、全体の約40%を物流施設、約60%を賃貸工場として整備する計画です。東京建物にとって海外で初めて手掛ける賃貸工場開発で、物流倉庫だけでなく製造企業が早期に操業できる床を組み合わせる点が特徴です。
レムチャバン港近接、物流と工場の双方に保税エリア
計画地はタイ最大の国際貿易港とされるレムチャバン港に近く、タイ政府が重点開発する東部経済回廊(EEC)内に位置します。物流施設と賃貸工場の双方に保税エリアを設ける計画で、輸出型製造業が部品や製品を扱う際の物流ニーズを取り込む狙いです。立地の強みは港への近さだけでなく、製造業が集積するEECの産業基盤とセットで見る必要があります。
東京建物はタイで累計15件、海外事業に1,100億円投資計画
東京建物は本事業を含め、タイで分譲住宅、オフィス、物流、ホテルなど累計15件のプロジェクトに参画しています。中期経営計画の2025〜2027年度には海外事業へ1,100億円の投資を計画しており、タイを重点国の一つに位置付けています。今回の案件はその流れの中で、物流施設から賃貸工場へ用途を広げる動きと見ることができます。
2027年竣工予定、計画値と実績値を分けて確認
レムチャバン2は2027年竣工予定です。東京建物は過去に参画したタイの物流施設2件が竣工後早期に高い稼働率を実現したと説明していますが、今回の案件の将来稼働率、賃料、投資利回りなどは公表されていません。また、リリースには施設概要やイメージが現行計画に基づき変更される可能性があるとの注記があります。不動産投資や事業評価では、発表時点の計画と竣工後の実績を分けて追う必要があります。
📌 チェックポイント
- 延床面積は約4万1,652㎡
- 物流施設約40%、賃貸工場約60%
- 物流・賃貸工場の双方に保税エリアを計画
- 2027年竣工予定で稼働率・賃料・利回りは未公表