ソフトバンク、GPON・10G・50Gを1台で共存実証—100Gbps確認も「100G商用化」ではない
30秒まとめ
ソフトバンクはNokiaと、商用ネットワーク設備につないだ光ファイバー上でGPON、XGS-PON、50G-PONの3世代を一つの光トランシーバーで共存させるフィールドトライアルに成功しました。別の実証では既設光ファイバーに100G-PONを想定した研究開発用100Gbps信号を重ね、受信側で100Gbpsを確認しています。
1. 1つのTri-rateトランシーバーで3世代を共存
通常は通信方式ごとに光トランシーバーが必要ですが、今回の実証では一つの接続口とTri-rateトランシーバーでGPON、XGS-PON、50G-PONの3方式を同一ファイバーに共存させました。既存利用者の通信を維持しつつ、新方式を段階的に追加できる構成を確認した形です。
2. 規格上は2.5G→10G→50G、速度の段階が大きい
ソフトバンクの説明では、GPONは下り2.5Gbps級、XGS-PONは上下10Gbps級、50G-PONは下り50Gbps級です。同じ光アクセス網で世代が混在できれば、全設備を一斉交換せずに高速化を進める選択肢が広がります。
3. 100Gbps確認は研究開発用信号で、商用品ではない
100G-PONの実証では、標準化済みの商用製品ではなくNokiaの研究開発用試験システムを使用しています。既存GPON・XGS-PON信号に100G-PONを想定した100Gbps光信号を重ね、受信側で100Gbpsを確認しました。ここを「100Gサービス開始」と読み替えるのは誤りです。
4. 利用者が見るべきは実証成功より提供時期・料金・対応機器
今回の発表には家庭向け50G/100Gサービスの開始日や料金、対応ONUなどは示されていません。一般利用者に直接影響が出るのは、商用導入の対象エリア・料金・宅内機器が発表された後です。現段階では既設ファイバーを生かした移行技術の検証成功として理解するのが適切です。
📌 チェックポイント
- GPON・XGS-PON・50G-PONを1トランシーバーで共存
- 既設ファイバー上で研究開発用100Gbps信号を確認
- 商用100Gサービスの料金・開始日は未発表