名古屋オフィス空室率3.05%、賃料1万3165円—大型空室が減る中で何を見る?
30秒まとめ
三幸エステートの2026年8月末調査では、名古屋市の全規模オフィス空室率は3.05%で前月から0.05ポイント低下、潜在空室率は4.86%へ0.09ポイント低下しました。募集賃料は坪1万3,165円で86円上昇。名駅の新築ビルは誘致が進み、大口募集床の品薄感が強まっています。
1. 空室率3.05%、2%台を目前に横ばい傾向
名古屋市の全規模ビル空室率は3.05%で、前月から0.05ポイント低下しました。ビルグレード改善を目的とした移転や貸主の自社使用で空室が消化され、潜在空室率も4.86%へ0.09ポイント下がりました。
2. 募集賃料は坪1万3,165円へ小幅上昇
募集賃料は前月より86円高い坪1万3,165円で、1万3,000円前後の水準で推移しています。空室率の低下と賃料上昇が同時に見られますが、全てのエリア・グレードで同じ強さという意味ではありません。
3. 名駅の新築ビルは大口床の品薄感が強い
7月竣工の「明治安田名古屋駅前ビル」は名古屋駅と地下直結で、テナント入居が本格化する前からほぼ満室とされています。主要エリアの新築ビルで誘致が順調に進み、大口募集床の品薄感が強まっている点は、まとまった面積を探す企業ほど影響が大きい材料です。
4. 大阪との単純な坪単価比較には注意
大阪の同社調査は大規模ビル中心、名古屋は全規模ビルの数値を含むため、坪単価や空室率をそのまま都市間比較すると条件がそろいません。移転検討では同じビル規模・駅距離・築年数・契約条件にそろえて比較することが必要です。
📌 チェックポイント
- 空室率3.05%、前月比-0.05ポイント
- 潜在空室率4.86%、募集賃料13,165円/坪
- 名駅など主要エリアは大口募集床の品薄感に注意