ヘッドウォータース「SyncLect Agentic Migration Harness」提供開始—AI解析・コード生成とHITLをどう組み合わせる?

2026.09.04 · PickNote
サーバーラック。レガシーシステム移行とITインフラを示すイメージ

30秒まとめ

ヘッドウォータースは9月3日、自律型AIでレガシーシステム移行を支援する「SyncLect Agentic Migration Harness」の提供開始を発表しました。Azure OpenAI ServiceとGitHubを使い、構造・依存関係の解析から設計案、コード、テスト生成までをつなぎます。重要な業務要件や品質判断には専門人材がHITLで関与する設計です。

01

1. 既存システムの解析からコード・テスト生成までを一つの流れへ

発表によると、SyncLect Agentic Migration Harnessは既存システムの構造や依存関係をAIで解析し、移行先の技術構成やプロジェクト構成の設計案、コード、テスト生成までを工程横断で扱う基盤です。個別ツールを点で使うのではなく、成果物と品質ゲートをワークフローでつなぐ考え方です。

02

2. Azure OpenAI ServiceとGitHubを活用

基盤にはAzure OpenAI ServiceとGitHubを活用します。AI、移行ツール、工程間の情報、成果物、品質ゲートを接続し、移行作業の再利用性を高める構成としています。ただし、品質やスループット向上は提供企業の説明であり、導入企業ごとの成果を保証するものではありません。

03

3. HITLで人が残る判断領域を明確化

顧客固有の業務要件や重要な品質判断には、グループ会社DATA IMPACTの専門人材がHuman-in-the-Loopとして関与するとしています。AIがコードを生成しても、業務要件、例外処理、移行可否、受入基準まで完全自動化する設計ではない点が実務上のポイントです。

04

4. 顧客Azure・ローカル環境での実行にも対応

機密性の高いコード資産を顧客管理下に置くため、顧客企業のAzure環境やローカル環境で実行する構成にも対応すると発表しています。導入検討時は、対象システムの規模、ソースコード持ち出し可否、テスト資産、承認フロー、AI生成物のレビュー責任を先に整理すると要件を比較しやすくなります。

📌 チェックポイント

  • 9月3日に顧客向け提供開始を発表
  • Azure OpenAI ServiceとGitHubを活用
  • 重要な業務要件・品質判断にHITLを配置

出典・参考資料