75歳以上の運転技能検査、方向変換を追加する見直し案—2027年実施目標で今はまだ現行ルール
75歳以上の一部ドライバーが免許更新時に受ける「運転技能検査」について、警察庁は2026年9月3日に見直し報告書を公表しました。方向変換を新たな課題に加え、安全確認や一時不停止の採点を厳しくする方向ですが、現時点で新ルールが施行されたわけではありません。2027年の実施を目指す段階です。
1. 運転技能検査は75歳以上なら全員が受ける?
現行の運転技能検査は、75歳以上のドライバー全員ではなく、過去3年間に一定の違反歴がある人が免許更新時に受ける制度です。対象者は更新案内の通知内容を確認してください。
認知機能検査や高齢者講習とは別の手続きが含まれるため、「75歳になったら全員同じ実車試験」という理解は正確ではありません。
2. 何を追加する方向になった?
見直しでは、ブレーキとアクセルの踏み間違い事故などを踏まえ、複数の操作を組み合わせる「方向変換」を検査課題に追加する方向が示されています。車両を動かす技術だけでなく、周囲を確認しながら操作できるかを見る狙いがあります。
現在の検査内容に新課題がそのまま即日追加されたわけではありません。今後の制度改正・施行時期を確認する必要があります。
3. 採点はどう厳しくなる?
報道された見直し内容では、方向変換時の安全確認の不足を減点対象とし、一時不停止など重大な安全違反の扱いも厳しくする方向です。安全確認を形式的に行うだけでなく、停止位置や周囲の状況を実際に確認することがより重視されます。
具体的な最終採点基準は、今後の法令・運用の確定版を確認してください。報告書段階の案と、施行後の正式ルールを混同しないことが大切です。
4. 次の免許更新が近い人は今どうすればいい?
警察庁は2027年の実施を目指す方向と報じられています。2026年9月3日時点では見直し報告の公表段階なので、直近の更新は送付された案内と都道府県警察の現行手続きに従ってください。
家族で確認するなら①本人が運転技能検査の対象か、②更新期限、③予約が必要な検査・講習、④新制度の施行日が確定したかを分けて確認すると、将来の見直し情報だけを見て現在の手続きを誤るのを防げます。
まとめ
警察庁は2026年9月3日、75歳以上の一部を対象とする運転技能検査の見直し報告を公表しました。方向変換の追加や安全確認・一時不停止の採点厳格化が方向性として示されていますが、現時点では未施行。2027年実施目標なので、直近の更新は現行案内に従ってください。